中層建築物に対する直結直圧式給水について
概要
これまで大村市では4階建て以上の建築物は貯水槽(受水槽・高置水槽)を設置しなければ給水ができませんでした。
近年中高層住宅等の開発が増えており、直結給水対象を拡大することにより安心・快適な給水を確保するため、中層建築物(5階建てまで)についても直結直圧給水が可能となりました。
貯水槽(受水槽・高置水槽)設置が不要になり、次のようなメリットがあります。
- 新築の場合、貯水槽の設置費用がかからない。
- 貯水槽(受水槽・高置水槽)設置スペースが不要となり敷地が有効活用できる。
- 貯水槽(受水槽・高置水槽)の清掃や点検が不要となり維持管理費が軽減される。
- ポンプアップの電気代が節約できる。
- 途中で空気に触れることがなく、衛生管理上安定した水質の保全が図られる。
申請協議
中層建築物の直結直圧給水は、水道工務課給水グループと事前協議が必要です。その承認後、給水装置工事申請書を提出することができます。
中層建築物に対する直結直圧給水の基本的な条件については下記のとおりです。
1. 対象地域
分岐する箇所の配水管最小動水圧が下記のとおりの地域
- 3階建て 0.2Mpa以上
- 4階建て 0.25Mpa以上
- 5階建て 0.3Mpa以上
2. 配水管の基準
- 分岐しようとする配水管が管網の場合、φ75mm以上
- 分岐しようとする配水管が管網でない場合、φ100mm以上
3. 給水管の基準
- 給水管口径及び量水器口径は、水理計算を満足する口径とすること。
- 分岐箇所から申請建物までの間の給水管に、逆流防止のための逆止弁等が設置されていること。
※その他にも条件等がありますので、あらかじめご相談ください。
【お問い合わせ】
- 水道工務課 給水グループまで TEL:0957-53-1114