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大村市水安全計画
水安全計画とは
大村市上下水道局では、水質基準を満足するよう、原水の水質に応じた水道システムを整備・管理することにより、安全性を確保しています。しかしながら、今なお農薬、耐塩素性病原生物等の水源への流入や、水道施設内での消毒副生成物の生成などの様々な水道水へのリスクが存在し、油類の流出等の水質汚染事故や、ダム、貯水池の富栄養化等による異臭味被害も発生しています。さらに、水道施設の老朽化や、組織の合理化を進めたことによる人員削減、ベテラン職員の退職に伴う職員の経験年数の低下と、これまで培ってきた技術やノウハウをどのように確保及び向上させていくのかという問題もあります。水道を取り巻くこのような状況の中で、水道水の安全性を一層高め、今後とも皆さまが安心しておいしく飲める水道水を安定的に供給していくためには、水源から給水栓に至る統合的な水質管理を実現することが重要です。
WHO(世界保健機関)では、2004年のWHO飲料水水質ガイドライン第3版で、食品製造分野で確立されているHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の考え方を導入し、水源から給水栓に至る全ての段階で危害評価と危害管理を行い、安全な水の供給を確実にする水道システムを構築する「水安全計画」(Water Safety Plan; WSP)を提唱しています。
大村市上下水道局においても、水源から給水栓に至る水質管理をより一層高め、安心安全な水道水の安定供給を確保するため、平成29年3月に「大村市水安全計画」を策定しました。