あゆみ
水道事業の創設
認可年月日 | 大正15年9月21日 |
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工期 | 大正15年11月~昭和3年3月 |
総事業費 | 13万円 |
水道創設前の大村町一帯は、地下水位が地表下2~3mの位置にあり、容易に地下水の利用はできましたが、水質が悪い場所が多く、飲料水として利用できる井戸は数箇所にすぎませんでした。しかし、このような水質が悪い井戸水、かんがい用水、雨水等をそのまま飲料水として用いる家庭も多く、衛生的見地から憂慮される状態でありました。大正中期頃には、長崎市を始め各都市で上水道が普及しつつあったため、町民の水道布設を要望する声が高まりました。
大正13年水道事業を計画申請し、大正15年に事業認可を受け、当時の大村町及び西大村の一部を対象に計画給水人口10,000人、計画給水量1,200トン/日で創設しました。
総事業費は130,782円で、昭和3年に完成し、長崎県内では長崎市、佐世保市、平戸市、富江町に次いで5番目に給水を開始しました。
創設時の家事用水道料金
- 放任制
- 専用放任給水及び私設共用給水
- 1世帯5人まで 1円50銭 1人増す毎に 30銭
- 公設共用給水
- 1世帯5人まで 40銭 1人増す毎に 8銭
- 計量制
- 家事専用計量給水及び私設計量共用給水
- 基本 30,000リットル 50銭 超過100リットル 6厘